リフォーム中の職人さんへのお茶出し・差し入れは?した方がいい?

リフォーム中の職人さんへのお茶出し・差し入れは?した方がいい?

リフォームが始まってから職人さんへの「お茶出し」や「差し入れ」はどうしたらいいの?

と、よく聞かれます。

『住みながらのリフォーム』と『空き家にしてのリフォーム』とありますが、

どうしたらいいんでしょう?

昔は「朝10時にお茶」「お昼時にお茶」「3時におやつ」なんて事もありましたが・・・昨今は・・・

住みながらのリフォームの場合

一般的には朝9時前後に職人さんが家にやってくると思います(マンションの場合は9時頃からしか作業出来ない所が殆どです)

工事の準備や道具・材料の搬入などで実際の作業は9:30頃から始まる事が多いです。

お昼時になると持参した弁当を「現場」や「車の中」で食べたり、

近所に食べに行ったりして1時間程度休憩します。

最近は流石に現場内でタバコを吸う様な非常識な職人はいないと思いますので、

タバコを吸う職人は現場の段取りの間にちょくちょく外に出て休憩してると思います。

そして5時過ぎを目安に片付けして帰り仕度をし1日が終わります。

 

もし施主さんが家にいて、他の部屋で待機してる状態であれば、お昼や3時前後に

「夏場なら冷たい飲み物」「冬場なら暖かい飲み物」を出してあげると職人さんは喜ぶと思います。

もちろんしなくても全然大丈夫です、欲しくなったら勝手に何か買いに行きますので(笑)

 

もし不在にする場合は、何か用意して置いていく??

いえいえ何も用意しなくていいです。

お出かけされる場合は『何時頃に帰る』だけは必ず伝えておきましょう、

現場の段取り次第では早めにあがる(帰る)事もあるかもしれません。

 

基本的に最近の職人さんはサラリーマン化してますので、かまう必要は全くありません。

職人さんも施主さんと話をするのが苦手な人も多いのは事実ですし、

もし現場監督や営業さんと違う事を言ってしまったらトラブルとなりかねませんので、

業者側としても施主さんと職人さんが会話する事をあまり好まない場合が多いです。

 

稀にお客さん用の綺麗なコーヒカップにお茶菓子を添えて『ガッツリお客さん扱い』で

「冷めないうちにどうぞ〜」と一緒にお茶したがる施主さんがおられますが、

正直これは止めておいた方が無難です(汗)

現場には現場の段取りと言うのが有りますので、職人さんの段取りを狂わす様なタイミングの休憩はNGですし、

会話がなくて変な空気だ漂うのも微妙ですよね(苦笑)理想は『置いておきますのでどうぞ〜』と

ペットボトルか缶コーヒー程度の「ほったらかし感」が今時の職人さん達には丁度いいと思います(笑)

空き家のリフォームの場合

引っ越し前や仮住まいをしての空き家のリフォームの場合、現場を見に行くか行かないか迷う所ですよね。

何も気にする事はありません、施主さんの都合の良い時にドンドン現場を見に行きましょう(笑)

ただし、現場には電源が入った危険な工具やカッターの刃、解体した後の釘が落ちていたりしますので、

入室の際は黙って入るのではなく「必ず声を掛けてから」にしてあげて下さい、

知らない間に後ろにいたらビックリします(笑)

 

また室内の塗装工事や美装工事(ワックス掛けの時)などは、入室すると工事に支障をきたす場合もありますので、

しっかり管理している会社は現場監督から「入室を控えて下さい」と告知されると思いますので、

その時は控える様にしましょう。

訪問時の差し入れは基本的には不要ですが、クーラーBOXなどに冷たい飲み物や暖かい飲み物などを入れて置いて

『休憩時間にどうぞ〜』と一声掛けて置いていくと、職人さんも喜ぶと思います(笑)

特に夏場の冷たい飲み物は有難いものです。。

 

いずれにせよ、空き家工事の場合は必ず『工程表』を提出してもらって、いつどんな工事が入っているのか、

大まかでいいので把握しておきましょう。

特に空き家工事の場合は『空き』(何も工事が入らない日)が少なからずありますので注意しましょう。

工事前の『心付け』や工事後の『心付け』

基本的に全く必要ありません!

工事費の中に諸経費や現場経費という項目があるはずですので別途必要ないです。

仮に営業マンや監督さんに「皆さんでお茶でも」と『心付け』や『商品券』を渡しても、

職人さんが見てない限りは、残念ながら職人さん達にそれが渡る事は少ないでしょう(苦笑)

職人さんの現場マナーについて

本文とはあまり関係ありませんが、職人さんの現場のマナーについて少し。。。

先にも書きましたが「現場での喫煙」(ベランダ含む)は昨今では言語道断マナー違反です。

昔は「くわえタバコ」で仕事をしていた大工さんもいましたが今は時代が違います。

喫煙する場合は必ず屋外にて『灰皿』と『消火用のバケツ』を用意してもらい

必ずそこで喫煙してもらいましょう。ベランダでの喫煙も近隣さんの迷惑を考えるとダメです。

そして帰りには必ず吸殻を持ち帰って貰いましょう。缶コーヒーの空き缶に吸殻を入れて現場に置きっ放しで帰るだとか、

道路に吸い殻のポイ捨てなどは論外です。

また、工事用の工具のバッテリーなどの工事に使う道具などの充電は声掛けする事はありませんが、

スマホの充電などでコンセントを使う場合は『施主さんの了解』を得てから行なうのがマナーだと私は思います。

マンションの共有部のコンセントを勝手に使う行為もマナー違反ですので、見掛けたら監督さんや営業マンから注意してもらいましょう。


昔は現場で咥えタバコや飲酒も平気でする職人もいましたが、最近の職人さんはどちらかと言うと大人しい人が多くなりましたね(笑)

昔と今とでは時代が違いますので、一概にどちらが良い悪いは言えませんが、今はこう言ったマナー違反をする職人さんを使う業者も少なくなった様な気もします。

職人さんへのお礼の気持ちを『心付け』や『差し入れ』で表して頂けるのは大変ありがたいですが、

あまり気にしなくて良い時代になったのも確かです(笑)