見落しがちの…コンセント!リフォームを機に点検・見直し・交換を!

見落しがちの…コンセント!リフォームを機に点検・見直し・交換を!

電化製品が溢れる世の中ですが『タコ足配線』してませんか??

ハイ!!してますよね?

私も思いっきりしてます(汗)

電化製品が多すぎて、コンセントが足りないのは私だけでは無いはずです。。。

延長タップを使用しても、タコ足配線に代わりはありません(汗)

 

そこで普段はおろか、リフォーム時でもあまりスポットが当たらない、コンセントやスイッチについて少し書いてみます。(今回はコンセント編)

仕事でリフォーム業をしていた時には、クロスの貼り替えがあれば「コンセント」と「スイッチ」の『プレート』は交換必須でした。あ、もちろん『コンセント・スイッチ プレート交換』で材料代だけは見積りに入れてましたよ!商売ですから(笑)

クロスを貼り替える時はコンセントとスイッチの「プレート」は必ず外します。そして普通はクロスを貼り終えたらそのまま取り付けます。しかし外したプレートをそのまま付け直したら・・・クロスが新しくなれば、黄ばみや汚れが凄く目立つんです(汗)

洗って綺麗になりそうなのは1日漂白剤に浸けておけば綺麗になりますが「焼け」て「黄ばんだ物」は洗っても綺麗になりません。

プレート自体は定価でも110円〜250円位/枚なので安価です(一般的に一番多い1連・2連タイプの金額。3連4連や特殊品はもう少し値が張ります)一軒分を全て替えても材料代は5,000円前後で事足りるハズです。

もちろんドライバー1本あればご女性でも交換出来ますし、ホームセンターで幾らでも売ってます・・・が、材料代は同じだけ掛かります(笑)

しかし本題はただ単に『プレートの交換』ではありません。

問題はコンセント本体の方です。プレートの交換は「ン千円」ですが、本体を家一軒分の交換となると5〜10万位の予算は必要となります。

コンセント本体は「誰でも交換」ってワケにはいきません。電気工事士の資格がないとダメです。

リフォームの現場などで、たまに器用な大工さんやマルチ的な職人さんが、コンセントを交換してるのを見かけますが、やはり信用度にかけますので、それなりに費用は掛かりますが必ず「プロの電気屋さん」が来るかどうかリフォーム業者に確認しましょう。見積りに電気工事の記載があれば尚更です。

コンセント交換のタイミング

コンセントやスイッチ類は不具合がないとなかなか交換しないものですが、当然寿命があります。メーカーのHPによれば『10年を目安に交換と点検を』と告知しています。。。ですが10年で交換される方はかなり少数派なのが現実です。

実際には30年40年交換しなくても何ともない事の方が多いかもしれませんが、保険の意味を兼ねて20年前後で一度交換(せめて点検)した方がいいと思います。そのタイミングがリフォームと合えば尚更見直すチャンスです。

頻繁に抜き差しする場所やキッチンや洗面所・トイレなどの湿気や水分が多い所、外部コンセントで陽がよく当たるところや、寒暖の差が激しいところは早めの交換をオススメします。

そして「熱を持っていたり」「黒ずみなどの変色」「ヒビ」「割れ」「ゴミやホコリがこびり付いて取れない」などの場合は、すぐに使用をヤメて交換しましょう。

怖いトラッキング現象

前項に書いた様な異常な状態でなくても、コンセントは「トラッキング現象」という厄介なものが発生する可能性があります…TVなどでよく映像が流れてますので多くの方がご存知だと思いますが…

トラッキング現象とはプラグとコンセントの間に積もったホコリやゴミが湿気や水分に含んで、漏電→発火を誘発する現象の事です。黒く煤(すす)ける程度から発火して火事になってしまう事も。。。

予防策としては普段からコンセント周りをマメに掃除!!出来ればいいですが…テレビや冷蔵庫の裏などはそうはいきません(泣)

そんな所には最低限の予防策として「コンセント プラグカバー」をつける様にしましょう。100均でも売ってますし電気量販店やホームセンターでも、もちろん通販でも買えますので、大小のサイズ違いをいくつか買っておけば万全です。

特にコンセントキャップは小さいお子さんが悪戯して感電する事を防ぐ事にもなります。

コンセントはちょうど小さいお子さんの目線の位置にありますので、そこにヘアピンなどの金属をコンセントに突っ込んで、感電する事故が6年で30件起こってるらしいです。

それが多いのか少ないのかは個人の判断ですが、表に出てるだけでこれだけと言う事なので、小さな子供さんがいるご家庭は用心に越した事はないと思います。

最近のコンセントは子供の悪戯での感電事故を防ぐ為に、プラグの差し込み口が扉付きの構造になっていて、プラグの歯を2つ同時に差し込まないと、扉が開かない安全設計になっているコンセントもあります。(パナソニック 埋込扉付ダブルコンセント※取付には電気工事士による工事が必要です)

又、コンセントの交換まではまだ早い!と思われる方は『コンセントカバー』なるものもあります(自分で取付けるタイプです)ので使うと良いでしょう。

リフォームの際にしておいた方がいい事

コンセントの移設や増設はクロスを貼り替えなくても出来ますが、配線が露出になる可能性が高いので見栄えがあまり良くありません。綺麗に仕上げるにはリフォームの時(クロスを貼り替える時)が最適になります。

コンセント数の目安として。

キッチン・・・・冷蔵庫・レンジ・炊飯器etc と必要数を数えて、それにプラス予備で3口程度(3ヶ所じゃないです3口)を目安で。

居室(部屋)・・1畳1口(1ヶ所ではないですよ1口)程度で、例えば6帖なら6口(2口×3ヶ所=6口もしくは3口×2ヶ所=6口)8帖なら8口(3口×2ヶ所と2口×1ヶ所で計8口)あれば過度なタコ足は避けれるはずです。

もちろんもっと必要なご家庭や、そんなに要らないと言うご家庭もあると思いますので、その辺りはよくリフォーム業者や電気屋さんと相談しましょう。

そして予算があれば分電盤(ブレーカーボックス)の交換も一緒に検討しましょう。(分電盤の一般的な交換目安も10〜15年と言われています)※分電盤については後日また書いてみます。

以上、リフォーム時のコンセントについて書いてみました。

間取り図などからテーブルはココで、ソファーはココで、テレビは…と家具の配置などを考えながら、コンセントの数や位置を趣味レーションしながら決めていきますが、実際に出来上がってから「家具の位置がシックリこない」などで模様替えしたり、「家具を買い替えたら微妙に位置がズレてて…」なんて話はよくある事です(汗)

なので家具の配置などに絶対の自信がある方は、数センチ単位の細かい計画もハマると大変綺麗ですが、あまり自信のない方は『ある程度の変化にも対応出来る様に計画を立てておきましょう』

普段何気なく使っているコンセントやスイッチですが少し位置を変えるだけでストレスが減ったり、少し数を増やしたら便利になったりしますので、経験豊富なリフォーム業者や電気屋さんであればより良いアドバイスをしてくれるはずです。

電気工事がメインのリフォームはなかなか無いでしょうが、信頼できるリフォーム業者は電気のプランニンングもしっかりやってくれます。1社の見積りやプランだけでなく、複数の会社の意見を聞いてみるのがリフォーム成功のなるかと思います。

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最後まで読んで頂きありがとうございました m(__)m
この記事が少しでも参考になれば幸いです・・・