一般的に陶器製の便器自体は割れるまで、50年でも100年でも使えます(はずです)。(笑)
マメな掃除などで見た目はそれなりに綺麗に保つことは出来ますが、見えない部分はどうしても経年劣化をして水漏れ等の不備が起こる可能性も高まります。よって配管やパッキンの経年劣化を考えて、ある程度の年数を目処に交換を考えましょう。
不備が起こる先手先手で交換やメンテナンスをした方が、長い目でみれば経済的な場合もありますので、現在の築年数を踏まえて検討しましょう。
またトイレのリフォーム工事単体場合は、水まわり工事の中でも項目が少ない方なので、素人の方でも相見積りを取った際に金額の比較をしやすいかと思います。
しかし項目の意味を理解していないとそれも難しいので、見積書形式で2パターンの項目説明をしてみます。
実際に見積りを取った際の比較参考にして下さい。
SAMPLE① 築10〜15年前後のマンション「スタイリッシュ」なトイレにしたい!
トイレとしての寿命はまだまだ先ですが、ウォシュレットが壊れたタイミングで、ウォシュレット一体型便器や今流行りのタンクレス便器に変えたいと思っている方。またカウンター式の手洗い器は、用を足した後そのまま手洗いができますので、最近は設置するご家庭が増えています。
各メーカー工夫を凝らして色々なプランがありますので、シュールームなどで現物を確認してみる事をオススメします。

SAMPLE①見積書内容:築15年 某マンション トイレ工事のみ
一般的なトイレに広さ(約1帖弱)
「ウォシュレット一体型便器」への交換と「カウンター付き手洗いセット」取付
内装は天井・壁はクロス貼り、床はクッションフロア貼り
1:既設 トイレ 解体撤去工事
現在のトイレを解体して部屋から運び出す作業の費用。
10)の廃材処分費と合算で見積りされる事もある。
2・3:新設 ◯◯◯◯ 本体
新しく付ける商品の本体価格。
一般的な商品セットで定価30〜50万程度。通常は定価から何割かの割引があります。
4:組立取付工事
新しい商品を取り付ける取付工事費。
「手洗い用の給排水の新設」及び「リモデル用の排水部材・その他」の部材代金は含まれません。
現状によっては別途必要になります。
5・6:備品・オプション品 本体
ペーパーホルダー(紙巻機)やタオル掛けの商品代
一般的な商品で定価数千円〜2万程度。通常は定価から何割かの割引があります。
現状の物を再利用する場合は必要ありません。
通販や雑貨店で気に入ったモノがある場合、自分で購入したモノを「取付のみ」してくれるかは相談してみましょう。
7・8・9:内装工事
ビニールクロス・クションフロア・ソフト巾木を貼り替える工事です。
クロス工事は通常、◯m×◯円という計算になります。
クッションフロアは通常、◯m×◯円という計算になります。(一般住宅用1.8m幅)
ソフト巾木は通常、◯本×◯円という計算になります。(木目調は少し金額が上がります)
内装工事は他にクロス工事のm数が少量の場合は割高になったり「一式」計算になる場合があります。
10:廃材処分費
解体したトイレを産業廃棄物施設まで運搬して処分してもらう費用。
11:養生費
搬入搬出通路を養生(汚れない様に保護)マンションの場合は共同廊下やエレベーター内まで養生が必要の場合もあります。
「毛布」や「ブルーシート」や「商品が入っていた梱包ダンボール」などでの簡易的な養生の場合は費用が掛からない場合もあります。
12:諸経費・現場管理費
工事に対する掛かった経費の概算です、通常は5〜10%程度が妥当だと思われますが、企業によりけりです。それ以上の経費を見積りされている場合は理由をよく聞きましょう。
その他、注意点
注1)換気扇や照明器具の交換は含みません。これを期に「人感センサー付き照明器具」や「照明器具連動式換気扇」やなど便利になる機器に交換するのを検討するのも良いでしょう。
注2)「手すり」などの取付で下地補強が必要な場合は、木工事(補強工事)をクロス貼替え前にしてもらうと綺麗に仕上がります。また今は手すりを取り付けなくても「将来的に必要かも?」と思う場合は、壁の下地補強だけでもしておけば後はDIYでも何とかなります。
注3)通常の便器交換の場合、既設の配管位置を変えずに工事するのが一般的です。その場合選んだ便器やタンクの種類によっては「後ろに下がったり(前が広くなる)」「前に出てきたり(前が狭くなる)」しますので工事前にどれくらいの位置になるのか確認しておきましょう。
広くなる分は問題ありませんが、狭くなる場合はトイレ内で方向転換がしにくくなったり、掃除するのが大変になったりしますので十分注意しましょう。
以上、SAMPLE①に近いトイレリフォームの場合は、以上の注意点を踏まえて参考にしてください(笑)
SAMPLE② 築20年前後マンション「古くなってきた」から新しくしたい!
掃除をしても汚れが取りにくくなったタイミングも交換の目安の一つとなります、一般的には20〜25年が交換の目安と言われていますので、そろそろ交換かなというパターン。
SAMPLE②見積書内容:築25年 某マンション トイレ工事のみ
一般的なトイレに広さ(約1帖弱)
「便器・タンク」の交換と「ウォシュレット」取付
内装は天井・壁はクロス貼り、床はクッションフロア貼り
1:既設 トイレ 解体撤去工事
現在のトイレを解体して部屋から運び出す作業の費用。
10)の廃材処分費と合算で見積りされる事もある。
2・3・4:新設 ◯◯◯◯ 本体
新しく付ける商品の本体価格。
便器・タンク本体:一般的な商品で定価8〜12万程度。通常は定価から何割かの割引があります。
ウォシュレット本体:一般的な商品で定価7〜15万程度。通常は定価から何割かの割引があります
5:組立取付工事
新しい商品を取り付ける取付工事費。
「リモデル用の排水部材・その他」の部材代金は含まれません。
現状によっては別途必要になります。
基本的に便器の取付費には「給水管&止水栓」の取替工事は含まない場合が多いです。汚れや経年劣化が気になるのであればリフォームを機に交換をお願いしましょう。
ただしマンションなどの場合は配管自体の老朽化で取替の際に漏水事故が起こるリスクが高い為、あまり取替えをしたがらない業者もいますので事前に確認しておきましょう。
6・7:備品・オプション品 本体
ペーパーホルダー(紙巻機)やタオル掛けの商品代
一般的な商品で定価数千円〜2万程度。通常は定価から何割かの割引があります。
現状の物を再利用する場合は必要ありません。
通販や雑貨店で気に入ったモノがある場合、自分で購入したモノを「取付のみ」してくれるかは相談してみましょう。
8・9・10:内装工事
ビニールクロス・クションフロア・ソフト巾木を貼り替える工事です。
クロス工事は通常、◯m×◯円という計算になります。
クッションフロアは通常、◯m×◯円という計算になります。(一般住宅用1.8m幅)
ソフト巾木は通常、◯本×◯円という計算になります。(木目調は少し金額が上がります)
内装工事は他にクロス工事のm数が少量の場合は割高になったり「一式」計算になる場合があります。
11:廃材処分費
解体したトイレを産業廃棄物施設まで運搬して処分してもらう費用。
12:養生費
搬入搬出通路を養生(汚れない様に保護)マンションの場合は共同廊下やエレベーター内まで養生が必要の場合もあります。
「毛布」や「ブルーシート」や「商品が入っていた梱包ダンボール」などでの簡易的な養生の場合は費用が掛からない場合もあります。
13:諸経費・現場管理費
工事に対する掛かった経費の概算です、通常は5〜10%程度が妥当だと思われますが、企業によりけりです。それ以上の経費を見積りされている場合は理由をよく聞きましょう。
その他、注意点
注1)洗浄便座用(ウォシュレット用)のコンセントがない場合は、別途電気工事が必要となります。
注2)換気扇と照明器具の交換は含みません。これを期に「人感センサー付き照明器具」や「照明器具連動式換気扇」やなど便利になる機器に交換するのを検討するのも良いでしょう。
注3)「手すり」などの取付で下地補強が必要な場合は、木工事(補強工事)をクロス貼替え前にしてもらうと綺麗に仕上がります。また今は手すりを取り付けなくても「将来的に必要かも?」と思う場合は、壁の下地補強だけでもしておけば後はDIYでも何とかなります。
注4)通常の便器交換の場合、既設の配管位置を変えずに工事するのが一般的です。その場合選んだ便器やタンクの種類によっては「後ろに下がったり(前が広くなる)」「前に出てきたり(前が狭くなる)」しますので工事前にどれくらいの位置になるのか確認しておきましょう。
広くなる分は問題ありませんが、狭くなる場合はトイレ内で方向転換がしにくくなったり、掃除するのが大変になったりしますので十分注意しましょう。
以上、SAMPLE②に近いトイレリフォームの場合は、以上の注意点を踏まえて参考にしてください(笑)
上記はあくまでSAMPLE現場の概算見積りとなります。
地域により仕様が変わったり、工事費の地域差やメーカーや商品の仕入れ率の差がありますので
『あくまで参考で』m(__)m
いずれにせよ見積りは複数社から取ることをお勧めします。
昨今は複数のリフォーム業社を紹介してくれるサービスもあります。
水まわり工事やトイレ工事が得意な業者を紹介してもらい、比較検討しましょう。
60万人が利用!利用者数No.1のリフォーム会社選びサイト「ホームプロ」
最後まで読んで頂きありがとうございました m(__)m
この記事が少しでも参考になれば幸いです・・・