【失敗しない】見積書の見方の味方!『洗面所のリフォーム』

【失敗しない】見積書の見方の味方!『洗面所のリフォーム』

水周りリフォームの中でも一番低予算で入替え出来る洗面化粧台ですが、使用頻度も高く傷みやすい箇所でもありますので、交換サイクルも短くなる傾向にあります。

よくある交換のきっかけとしては…

①水栓(カラン)が壊れる。

水栓の故障は水が止まりにくくなったり、水栓根元から水が滲んだりする故障(症状)が一番多いです。

構造が簡単な2ハンドル水栓などであれば、素人さんでもパッキンやコマの交換などが出来ますが、シャワー付き水栓やカートリッジ式のレバーハンドル等になると素人では修理は難しいです。

キッチンの水栓金物はほぼ規格が同じなので、どのメーカーの商品でも大抵は使えますが、洗面台の水栓はボウルの止水金物と絡んでいたりして特殊な物が多いんです(汗)

そして基本的にメーカーとしての部品供給期間は製造より8年となり、例えば発売から10年位経った時点で水栓だけ交換しようと思っても部品がなかったします。また運よく部品や代変品があったとしても、すごく割高の場合が多いです。

特殊な水栓自体の修理はリフォーム業者や設備屋さんでは対応出来ません(部品の詳細がわからない)よって基本的にメーカーのサービスを呼んでの交換となります。そうなると商品は部品扱いになり定価(値引きは一切ありません)で、出張費と工事費もソコソコ掛かったりします(苦笑)

特殊な水栓だと定価で5〜7万位しますので、修理だけで10万近く掛かる事もよくある話です。。。そして「それなら新品にって…」事で本体ごと交換される方が多いです。

②ボウルに物を落として割れた。

洗面台のボウル部分は陶器製や樹脂製となり、硬い物を落とすと割れる事があります。

素人さんが出来る補修方法としては、水が漏れない様にコーキングするくらいですが、見た目が相当ブサイク〜になってしまいます(泣)

そこでメーカーに問い合わせてボウルのみの交換の見積もりを取ってビックリ!これも部品扱いになりますので値引きは無く工事代もかなり掛かってしまいます…

購入後1年2年なら「修理で致し方ない…」となるかも知れませんが、5年10年と経った物となると…「それなら新品に…」ってなってしまうんですよね。。。

 

※洗面ボウルを磨く時は、あまり硬いもので磨かない様にしましょう。傷がついて汚れが取れにくくなります。

 

③扉のガタつき&コーキングの黄ばみや黒カビ。

扉がガタつきは10年前後から、コーキングの黄ばみや黒カビは早い場合だと1〜2年で始まる事もあります。これは環境と経年劣化によるものなので致し方ない部分もあります。。。

扉(蝶番)のガタつきは気付いた時にビスなどを締め直せば、悪化の速度を遅らせる事が出来ます。

コーキングの黄ばみや黒ずみが気になる様でしたら、一度カッターなどで古いコーキングを取り除いた後、再度打ち直しすれば綺麗になりますが、時間をかけて古いコーキングを取り除かないと綺麗に出来ません(業者も嫌がる仕事です)

なのでそうゆう状況になっても、どこに頼んでいいのかわからないのが現実だと思います。業者も他の工事の「ついで…」なら対応してくれるでしょうが…それだけではなかなか難しいのが正直なところです。

一般的なマンションの洗面所のリフォームの見積書

SAMPLE 見積書内容:築20年 某マンション 洗面台入替工事のみ

一般的な洗面所の広さ(約2帖)

「洗面化粧台」は現状と同等サイズの物と入換(60〜75cm程度)

内装の現状は天井・壁はクロス貼り、床はクッションフロア貼り。

1:既設 洗面化粧台 解体撤去工事

現在の洗面化粧台を解体して部屋から運び出す作業の費用。

2:新設 ◯◯◯◯ 本体

新しく付ける商品の本体価格

一般的な商品セットで定価8〜20万程度。通常は定価から何割かの値引きがあります。

3:組立取付工事費

新しい商品を取付ける取付工事費

現状と同サイズの商品の入替工事費。給水・給湯・排水の配管位置はそのままの場合。

サイズが大きく変わると、給水・給湯・排水の配管移設工事が必要な場合があります。

4:備品・オプション品 本体

一般的な商品で定価数千円〜2万程度。通常は定価から何割かの値引きがあります。

現状の物を再利用する場合は必要ありません。

通販や雑貨店で気に入ったモノがある場合、自分で購入したモノを「取付のみ」してくれるかは相談してみましょう。

5・6・7:内装工事

ビニールクロス・クッションフロア・ソフト巾木を貼り替える工事です。

クロス工事は通常、◯m×◯円という計算になります。

クッションフロアは通常、◯m×◯円という計算になります。(一般住宅用 1.8m幅)

ソフト巾木は通常、◯本×◯円という計算になります。(木目調は少し金額が上がります)

内装工事は他にクロス工事のm数が少ない場合は、割高になったり「一式」計算になる場合があります。

8:廃材処分費(産業廃棄物扱い)

解体した洗面化粧台を産業廃棄物処理場まで運搬して処分してもらう費用。

9:各種養生費

搬入搬出通路を養生(汚れない様に保護)マンションの場合は共同廊下やエレベーター内を養生する場合に必要となります。

「毛布」や「ブルーシート」や「商品が入っていた梱包ダンボール」などでの簡易な洋上の場合は費用が掛からない場合もあります。

10:諸経費・現場管理費

工事に対する掛かった経費の積算です、通常は5〜10%程度が妥当だと思われますが、企業によりけりです。それ以上の経費を見積りされている場合は理由をよく聞きましょう。

その他、注意点

注1)換気扇や照明器具の交換は含みません。これを機に「人感センサー付き照明器具」や「照明器具連動式換気扇」など便利になる機器に交換するのを検討するのも良いでしょう。

注2)洗濯防水パンの交換は含みません。防水パンもヒビや割れがないか確認して、20年前後の交換時期を迎えてるならば検討しましょう。

注3)洗面化粧台のサイズが幅60cmから120cmに変わるなどした場合は、給水・給湯・排水の配管移設工事が必要な場合があります。

 

キッチン・バス・トイレ・洗面台と水周りリフォームの中で最下位の重要度になる事が多く、他のリフォームの「ついでで交換」と言うパターンも少なからずですが、十数万する安くはない買い物となりますので、しっかり商品を吟味してみましょう。

お住いの地域の水周りリフォームに強い業者を複数紹介してくれるサービスもありますので、利用しない手はないと思います(笑)

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最後まで読んで頂きありがとうございました m(__)m
この記事が少しでも参考になれば幸いです・・・