先にやったエコカラット貼りによる「結露対策」が、残念ながらイマイチに終わりました(泣)
なので更なる一手を模索してたのですが、あれこれ迷ってる間に年を越し年を越し…毎年結露が酷くなり、巾木の下のフローリングが黒くシミになったり、壁の隅っこあたりに黒カビの発生も見られたので、コレじゃ家に良くないよね!!って事で思い切って「真空ガラス」の入れ替えを実践。
仕事として何件か販売し、お客さんからは概ね好評でしたが、まさか自分で試す事になるとは(苦笑)
と、言う事で自宅に「真空ガラス」導入の経過と結果を書いてみますので、結露に悩んでる方々は参考にしてください。。
我が家の冬はマンションなので機密性が良いのか、元々そんなに寒くないんです。
だから石油ストーブやガスファンヒーターも使わないので、暖房時に蒸気も発生せず、結露も発生しにくいはずなんですが、熱帯魚の大型水槽がドーンとあったり、冬場は越冬対策でベランダの観葉植物を部屋の中に入れてたりします。(観葉植物は水分を出すので結露の原因になるそうです)
また風邪とインフル対策の加湿器も使用しますので、湿度過多になってるかもしれません…
真冬はご覧の通り、見事な滝結露です(汗)
特にキッチン周りは凄いです(汗)
そこでガラスを入れ替える前に対策を色々とネットで調べてみたら、よく出てくる方法が下記の通り。
①「こまめな換気」
プライスレス!なんで、もちろんやってます(たまにね)。
しかし留守の時に窓を全開で換気しても、真冬の結露はなかなか消えません。
そして在宅時の換気はさすがに無理…寒いです。。。
②「結露防止シート」
コストは安いですね、使用の目安が6ヶ月になってますので1シーズンで使い捨てでしょうか?
寝室など人目に触れない部屋には良いと思いますが、個人的にリビングに貼るには少し抵抗があります。
③「吸水テープ」
これもお手軽で低コスト。こちらも6ヶ月で貼り替えですね。あくまで床が濡れない様にする対策ですね。
うちの滝結露にはちと力不足の様な・・・
④「窓下用ヒーター」
掃き出し窓1カ所程度なら有りかもですが・・・
何カ所も必要な場合や腰窓・小窓がある我が家では・・・
1〜2ヶ所なら検討の価値ありですね。
⑤「洗剤で窓を拭く」
洗剤を薄めた水で拭きあげるらしいんですが、あまり効果が長続きしないらしいです・・・
それなら結露をこまめに拭き取る方が・・・ってなりませんか?
⑥「カーテンを変える」
残念ながらうちはリビングにカーテンつけてません(汗)
しかし結露にどこまで効果があるかわかりませんが、お値段も手頃ですので、お試し感覚で使えそうです。
⑦「水槽や観葉植物を置かない」
いやいや少しくらい置かして下さい(汗)
って事で、どれも決め手を欠く結果に。。。そこで、金はかかるが「結露対策」の最終手段に打って出る事に(泣)
残念ながら前回のエコカラット貼りは目に見えての結果は出なかったので、(詳細はこちら↓)
「実践!DIYで大人気!『エコカラット』に挑戦!その① お試し練習編」
「実践!DIYで大人気!『エコカラット』に挑戦!その② 壁掛けテレビとともに…」
「実践!DIYで大人気!『エコカラット』に挑戦!その③ 番外WC編」
そして!残る候補は2つ。。。
1つ目は「内窓」(二重窓)
YKK ap「プラマードU」
DIYでも何とかなりそうですが、一応サッシ屋さんを呼んで見てもらいました・・・
が、、、、結果はまさかの施工不可のNG(汗)
我が家のリビングの掃き出し窓の1つが、1間+半間弱のFIX(ハメ殺し窓)が横並びのセットで、こうゆう取り合わせは施工不可みたいです(汗)
なので残念ながら脱落。。。。。。
※実際には二重窓の窓枠の奥行きを深くすれば、取り付けできる様ですが既設のサッシと二重窓の縦桟の位置が合わないので不格好になる様です。
となると、ラスト1択は・・・
「エコガラスに交換」
日本板硝子の「スペーシア」と旭硝子の「ペアプラス」が候補に上がりましたが、同じ様な金額だったのでサッシ屋さんの都合で、売れ筋商品の「スペーシア」で決定しました。
エコガラスのメリットは?
- 節電&省エネ。冬は暖かく熱を外に逃さず、夏は涼しさをキープできる為、年間冷暖房費を削減できる。
- 夏場の強い日差しをカットして、室内温度の上昇を抑える。
- 冷たい外気を伝えにくいので、結露防止効果が期待できる。
- 結露しにくいのでダニやカビの発生を予防できる。
- 現状のサッシをそのまま利用できる。
エコガラスのデメリットは?
- 設置時に費用が掛かる(その他の機能:断熱・遮音・紫外線カット・防犯等が付帯してるガラスはすごい高価になる)
- ガラス自体が薄い為、割れやすい。(割ってしまうと修理代が高い・入れ替えてまでに納期が掛かる)
- ガラス自体が少し重たくなるので、大きいサッシだと開閉が少し重くなる。
まぁガタガタ言わずに、百聞は一見にしかず。。。やってみます(笑)
まずは工事前の採寸をしっかりしてから発注です(納期は約2週間掛かります)今回、思い切って全室入れ替えする事に。
掃き出し窓サイズ×3ヶ所、腰窓サイズ×3ヶ所を「スペーシア」、キッチン前の小窓11枚は少し安価な「クリアFit」をセレクトしました。
※クリアFitも真空ガラスですが、Low-e膜(特殊金属膜)を使っていませんので、正式にはエコガラスではなく薄型断熱ガラスです。(性能はスペーシアの半分程度です)
そしていよいよ施工です。写真では数枚重なってますので、かなり緑がかってますが実際はほぼ無色透明です。
施工は職人さんが3人で来て半日程度。
キッチン前の小窓11枚(クリアFitの不透明タイプ)コレがそこそこ手間取ったみたいですが、手際の良い職人さんが来てくれたので、アッと言う間に終わりました。
ガラスに『黒い小さなドット』が見えると思いますが、ガラスとガラスの間の真空部分に「ドット」の粒が入ってます。
コレが何かの不具合で真空でなくなると「ドット」が下に落ちて判るそうです。
さぁ重要なのは効果のほどです(笑)私はメーカーの回し者ではないので正直に書きます。。。
結露について・・・
真冬に外気温が氷点下近くになると、掃き出しガラスの下部分3センチ位だけほんの少し結露が発生しますが、その他の部分や腰窓・小窓は「全く結露なし!」高いお金を出しただけの事はありました(笑)
ただ残念な事にサッシの金属部分(アルミ枠部分と窓枠のアルミ部分)は今まで通り結露してしまいます(汗)
コレはガラスの性能には関係なく、既設のサッシの断熱性能がよろしくなかった為で仕方がありません。(残念ながらマンションではサッシ自体を変える事は出来ません)
※ちなみに我が家は寒冷地ではありません、真冬の夜でもマイナス5度以下には滅多にならない地域です。
断熱効果は?
冬は確かに暖かい。施工前とは体感で3℃ほど違う様な気がします。
特に寝室のベットの横が掃き出し窓で、真冬は寝る時に冷えに冷えまくって仕方なかったのですが、それがかなり改善されました。
リビングの真冬の暖房も電気ストーブと電気カーペットで凌げる様になりましたし、夏場は冷房の効きもかなり良くなりました。
遮音効果は?
かなり静かになりました、あくまで体感ですが2割〜3割減ってとこです。
冷暖房費は下がった?
電気代は冷暖房の他にも要因が色々とあるので一概には言えませんが・・・
冬場で約▲¥2,000/月×4ヶ月(11月〜2月)=約▲¥8,000
夏場で約▲¥1,500/月×3ヶ月(7月〜9月)=約▲¥4,500
年間にして¥12,000〜¥13,000 程度は下がったんじゃないでしょうか。。。
まぁ元は取るには数十年掛かるとは思いますが(泣)
結論!個人的に何点?
以上を踏まえて個人的には「88点」です(笑)
既設のサッシ自体の断熱性能が良くなかったので「結露ゼロ」とまではいきませんでしたが、概ね満足できる商品でオススメできる品物だと思います。
ネックは少々…どころか…かなりお値段がお高い事(汗)
せめて15年程で元が取れる値段設定になれば良いんですが・・・
もう少し普及したら安くなりますかね?こうゆう物が標準装備になれば、地球温暖化に少しは歯止めが掛かると思うんですけどね・・・いや、マジな話で(笑)メーカーさん頑張りましょう。。。
今回のガラスの入れ替えは、流石にDIYとはいきません。ガラス&サッシ工事を得意とする業者を数件紹介してくれるサービスもありますので、ぜひ利用してみましょう。