あなたの家の照明は何色にしますか??
コレって永遠のテーマです(汗)
たぶん誰に聞いても最終的には『結局は好みの問題なんで…』って事になるかと思います…
が、それ言っちゃうとこれ以上、話が進みませんので、無理やりですが進めます(笑)
照明の色温度は「K(ケルビン)」という単位で表します。
数値が小さいとロウソクの炎の様に「赤味」が増し、大きいと昼間の太陽の様に「青味」が増します。そしてLED器具などには、この色温度の記載がありますので、色を統一したり部分的に変えたり出来るんです。
現在一般的に使われているのは4色(調光器を使わない状態)です。
6200K・・・昼光色(ちゅうこうしょく)
- 青味がかった明るい色、爽やかで清々しい色味、やや目が疲れやすい
5000K・・・昼白色(ちゅうはくしょく)
- 太陽光に最も近い色、いきいきした自然な色合い
3200K・・・温白色(おんぱくしょく)
- ここ数年前に商品化された色味、少し赤味を帯びた白っぽい色、電球色よりやや明るい
2700K・・・電球色(でんきゅうしょく)
- やや暗めの色、温かみがあり落ち着きのある色、目が疲れにくい
一昔前だとほぼ「昼白色」と「電球色」の二択でした。皆さんのお宅の照明も3年以上前の物ですあれば、この二つのどちらかだと思います。
しかし最近はその中間の色として出て来た「温白色」が人気がある様です。と、言ってもやはり好みの問題ですね、私は断然「電球色」派です(笑)
永遠のテーマだけに「コレだ!」と言う結論は出ませんが、リフォーム業27年の『経験』と『少しの偏見』を交えて、部屋ごとに何色が適しているかを考えてみましょう。
では、簡単なところから順に(笑)
子供部屋
くつろぐ部屋ではないので『昼白色』で!って雑ですね(汗)
単純な発想ですが子供部屋はやはり明るい方が良いと思います。勉強したり本を読んだりするには『昼白色』が最適な色合いだと思います。
- 私の経験上の割合(お客さんの好みの割合)だと「昼白色 8:温白色1: 電球色1」です。
ウォーキングクローゼット・納戸
服の色目を確認したりするのは『昼白色』が自然の色味に一番近いので向いてます。
少し明る過ぎるかな?と思うなら『温白色』でも構わないと思いますが、『電球色』だと服の色目を確認するには頼りないかもしれません。
- 私の経験上の割合(お客さんの好みの割合)だと「昼白色 7:温白色2: 電球色1」です。
主寝室(寝室)
ずっと照明を点けっ放しにする事も少なく、寝る前に少し点けておくと言うイメージなので、明るい色目より落ち着きのある色目の『電球色』が向いていると思います。
できれば調光機能付きのダウンライトや間接照明であれば尚よろし。
- 私の経験上の割合(お客さんの好みの割合)だと『昼白色3:温白色4:電球色3」ほぼ互角ってところでしょうか。
書斎・仕事部屋
主に物を読み書きするのであれば『昼白色』で、PCなどの作業が主であれば『電球色』『温白色』で。
例えばメインで『電球色』を使うのであれば、サブで手元などを照らせる様にデスクスタンドなどの明るい照明器具を用意する。
ちなみに私の机の上の照明はスイッチ切替式で『昼白色』『電球色』にしています。物を読み書きする場合でも『電球色」で全く不便はありませんが、下のリビングの所に少し書いてますが、昼間の薄暗い時は『電球色』では少し違和感がありますので『昼白色』を着ける事があります。
トイレ
一般的には夜中に目が覚めてトイレに行った際に、眩しくない様に『電球色』が良いのでは?なんて言われてます。
昨今の新築のマンションや戸建での採用数で言うと『温白色』『電球色』が多いと思います。
- 私の経験上の割合(お客さんの好みの割合)だと『昼白色2:温白色4:電球色4」です。
洗面脱衣所(お風呂)
洗面脱衣所は暖かみを取るか、爽やかさを取るか・・・難しい(汗)
一般的にユニットバスなどに最初から付いてくる照明は『温白色』系が多いので、メリハリをつけるためや、風呂上がりの爽快感を考えて洗面所は『昼白色』が良いかなとも思いますが、個人的には暖かみのある『電球色』『温白色」をオススメします(笑)
- 私の経験上の割合(お客さんの好みの割合)だと『昼白色3:温白色5:電球色2」です。
リビング・ダイニング
好みで決めてください!!!わかりません!!(笑)
個人的な意見としては、子供さんが居てまだ小さい場合は、明るさ重視の『昼白色』で。大人だけのご家庭や、子供さんがいても成人に近い場合などは、落ち着きのある『電球色」で。暗さが気になる様であれば『温白色』で。
- 私の経験上の割合(お客さんの好みの割合)だと『昼白色3:温白色4:電球色3」のほぼ互角。
例えば昼間なのに天気が悪くて薄暗くなってしまったリビングに『電球色』や『温白色』の赤味掛かった色の照明を着けると夕刻の様な雰囲気になり「違和感」を感じる場合があります。
そんな時に使えるのがPanasonicのシンクロ調色スイッチ(メーカーによって呼び名は変わります)対応した照明器具を使うと2200Kから6200Kまで好きな色調を再現できるので、昼間は爽やかな色合いで夜は暖かみのある色合いで、なんてリビングなどで使うと色んなシーンで使えてオススメです。
キッチン
キッチンはLD(リビング・ダイニング)に対して、オープンキッチンかクローズキッチンかで選択肢が違います。
オープンキッチンの場合は基本的にはLDに合わすのが一般的な選択ではないでしょうか。ただし食べ物の色(特に肉や魚の色)を見分けるのはやはり『昼白色』が一番ですので、LDが『電球色』『温白色』でも手元灯だけは『昼白色』にするなどの工夫が必要です。
クローズキッチンの様にLDからやや独立してる様な間取りの場合は『昼白色』をオススメします。
- オープンキッチンの場合の私の経験上の割合(お客さんの好みの割合)だとLDと同じなので『昼白色3:温白色4:電球色3」
- クローズキッチンの場合の私の経験上の割合(お客さんの好みの割合)だと『昼白色6:温白色3:電球色1」です。
キッチンの照明はLDに合わすのが基本ですが、上の光色切替スイッチと対応器具を使えば、何も悩まなくて済みます(笑)スイッチをパチパチと連続で押せば色が変わりますので大変便利です。昼白色と電球色の2光色タイプなどもありますので、LDに採用した色目により選びましょう。
玄関・廊下
基本的にはLDに合わせます。
そんなに明るさを必要とする場所ではない為『温白色』『電球色』がオススメです。
- 私の経験上の割合(お客さんの好みの割合)だとLDと同じなので『昼白色3:温白色5:電球色2」です。
以上、参考になりましたか?(汗)
さすが永遠のテーマなだけに決定的な事は書けませんでしたが、少しでも参考になればと思います。。。
照明は結構ないがしろにされがちですが、とても重要なんです。照明一つで部屋の雰囲気はガラリと変わります。
一昔前までは「1室1灯」と言って部屋の真ん中にシーリングライトがあって、ハイ終わり!!!でしたが、最近は「1室多灯」が主になって来ましたので、色々な照明計画を立ててリフォームしてみましょう。
また照明計画はリフォーム業者に頼まなくても、大手のメーカーさんはショールームに行けば無料でプラン作成してくれますし、PanasonicやKOIZUMIなどはweb上でもプランの作成をしてくれますので、活用してみるのも良いでしょう。
但しメーカーさんはプランは立てても実際の工事の方はやってくれません。一括見積もりで数社を紹介してくれるサービスが幾つかありますので、色々なリフォーム業者に意見を聞いて、より良いリフォームを目指しましょう(笑)
60万人が利用!利用者数No.1のリフォーム会社選びサイト「ホームプロ」
最後まで読んで頂きありがとうございました m(__)m
この記事が少しでも参考になれば幸いです・・・