一番酷使されるのは『床』!防音フローリングにこだわってみよう!

一番酷使されるのは『床』!防音フローリングにこだわってみよう!

私がリフォーム業界に足を突っ込んだ27年ほど前に、マンション用の防音フローリングとして「L-45」や「L-50」という規格の商品がちょうど世間に出回り始めました。

それ以前のマンションは、ほぼカーペット仕上げだった事と、バブル景気も重なって『カーペット→フローリング』に貼り替えるリフォームが大流行しました。

当時のフローリング工事の㎡単価もは今では考えられない位の高額だったと記憶してます。

まぁ何でも流行り始めは高いですけどね(汗)なので当時はフローリング工事だけでも、すごく儲かった時代でした。けどその時は普通の雇われ会社員でしたので、会社がいくら儲かってもさほど恩恵は受けなかったですけど…(汗)

特に西陽が当たる窓際は痛みが早い傾向があります。
表面がささくれ、めくれ出すと寿命です。
細かい傷はありますが、これ程度ならハウスクリーニング(古いワックスの剥離処理)後にワックスをかけ直すと復活するかもしれません。

当時はナショナル製(現Panasonic)のフローリング材が、市場をほぼ独占してましたが、今は色んなメーカーから色々な種類が出ています。安価な物ではホームセンターなどで扱っているカラーフロアーから、銘木仕様の高級品まで様々です。

昔あった、やや謙虚版でやや性能が劣る「L-50」「L-55」と、非防音の「1階用」はほぼ姿を消し、今やマンションの管理規約では「L-45」以上がスタンダードなっています

そして最近はより防音性の高い「L-40」タイプも各メーカー充実してきていますし、値段の方も徐々に下がって来てますので「L-40」がスタンダードになる日も遠く無いかもしれません。

表面は昔は天然木オンリーでしたが、高性能のシート化粧も多くなって来ました、特にシート化粧は見た目がそれとは思えないほど精巧になっています。

性能も各メーカー改良を重ねて多岐多様に…少し抜粋しただけでこれだけあります…

「抗菌」「すべり防止」「ホットカーペット対応」「床暖房対応」「車イス対応」「凹み傷がつきにくい」「すり傷・ひっかき傷に強い」「耐キャスター」「ワックス不要」「汚れに強い」「水濡れに強い」「ペット対応」etc

メーカーによって名称が少し違いますが、上げていくとキリがない程の項目があります。

小さいお子さんがいる家庭なら「抗菌」や「汚れに強い」や「凹み傷がつきにくい」「すり傷・ひっかき傷に強い」が欲しいところです。主婦の立場から考えると「ワックス不要」や「水濡れに強い」が良いでしょうし、ご年配がいるなら「すべり防止」「車イス対応」などが安心ですね。ペットがいるなら「ペット対応」「すべり防止」などがいいかもしれません。

しかし、この様な性能が多く付帯するほど、当然ながら金額も上がります。

そこで予算にも限りがあるでしょうが、この機能はつけた方が良いですよ!と、いうオススメ性能を3つほど。(注)床暖・ホットカーペットを使用の場合は対応品が必須なので含めません。

①すり傷・ひっかき傷に強い

生活する上で床の細かいキズはつきものですが、出来るだけ新品の状態を保ちたいのが心情です(笑)なので当たり前ですが一般の商品より表面が強い物をオススメします。

フローリングは人がよく通る所から痛み始めます、退色(変色)から始まって、表面がささくれたり、剥がれて来たり…その痛み方を少しでも遅らせればフローリングは長持ちします。

一般商品との差額も大きくないので検討してみましょう。

②凹み傷がつきにくい

多少の「傷」や「凹み」は傷そのものが味になると、なんて言われる事もありますが…

上の写真の様な状態になったら「味もクソも無い」ですよね(汗)

これは築20年経ってますので、経年劣化も仕方ないですが、最近出回っている価な商品で酷い物は、数年でこの様な感じになります…表面が弱すぎる物が多いのです(安価な物が全て悪いとは言いませんし、使い方にもよります)

特にキャスターや椅子の足元などは、もっとも早く痛む箇所なので、たとえ「耐キャスター」や「凹み傷がつきにくい」の性能が付いていても、キャスター椅子の下には「チェアマット」

普通の椅子には傷防止の「傷防止フェルト」は必須ですし、あまり格好は良くないですが「チェアソックス」なども凹み防止の面からは悪くは無いです。

③「ワックス不要」

ワックス不要という商品は、例えワックスを掛けても掛かりません(笑)

掛けても掛からないと言うのはおかしな表現ですが、ワックスを散布しても表面の特殊加工で弾いてしまい、うまく掛からないはずです。

ワックス掛けは結構な重労働ですから、それが不要になる事はかなりのメリットだと思います。

 


リフォーム ホームプロ

色だけ決めるのではなく、性能重視で選んでみよう。

業者は見積りする際に、一般的な商品(一番売りやすい商品)でまず見積もりをします。ましてや相見積りとなれば、わざわざ高い商品で見積りを出すワケがありません。

そして契約して商品を選定する際にも、最初の見積りの商品で「色だけを決める」のがほとんどじゃないでしょうか…

お客さんの本音からすれば「金額だけでは無いので、少々追加で払ってでも良い物を」のはずなのですが、「業者がススメる商品なんで、これで十分だ!」なんて思いがちです。カタログを見ればもっと色んな商品があるんですよ(苦笑)

少しの金額をUPするだけで、長い目で見ると得する性能もありますので、見積書のフローリングの項目に、「防音フローリングL-45」と「メーカー名」だけ書かれてるだけの場合は、きちんとカタログを提示してもらい、しっかりと機能etcを確認しましょう。

クロスなどと違いフローリングの貼り替えは少々大掛かりになります、少々傷だらけになったとしても、最低でも15〜20年位は使いたいところです。

そして予算に余裕があれば、1クラス〜2クラス上の商品と仕様変更を検討した方が、後々の事を考えればプラスな場合もあります。

 

例えばランクアップするのにオススメな商品は


Panasonic   一般品:ウッディ45(定価 ¥11,475/㎡)から

オススメ品:ウッディ・アーキA45耐熱 (定価 ¥14,754/㎡)にランクUP。


ダイケン 一般品:オトユカフロア45 定価(¥14,430/㎡)から

オススメ品:ハピアオトユカ45銘木柄(定価 ¥16,620/㎡)にランクUP。


朝日ウッドテック 一般品:ライブナチュラル ネダレスHLBF L-45(定価 ¥15,190)から

オススメ品:ライブナチュラル ネダレス145 L-45(定価 ¥17,880)にランクUP。

 

あまり聞きなれないメーカーだとは思いますが、フローリング材に関して高い評価があり、質感・足触りがとても良い朝日ウッドテックライブナチュラル ネダレス145(L-45)を個人的にはオススメします(笑)

あ、私はメーカーのまわし者ではありません、あくまで個人の趣向ですので、あしからず(笑)

 

昨今は複数のリフォーム業社を紹介してくれるサービスもあります。フローリング工事が得意な業者を紹介してもらうのも一つの選択かもしれません。

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最後まで読んで頂きありがとうございました m(__)m
この記事が少しでも参考になれば幸いです・・・