『断捨離』と検索すると星の数ほど出てくる程、もう完全に一般生活に定着しましたね。
断:入ってくる要らない物を断つ。
捨:家にずっとある要らない物を捨てる。
離:物への執着から離れる。
しかし私も何度も挑戦してますが、どうしても「もったいない」気持ちが働いてしまい難しいです(汗)最近やっと「壊れてる物」「使えない物」は捨てる!これはできる様になりました(子供か・・・汗)
けど『1シーズン着なかった服は処分?』『新品同様でも履かない靴は処分?』
こんな事を書いてるサイトもありますが・・・ま、ま、まだまだ無理です、修行が足りません(泣)
ですから「断捨離」出来てない私が、人様に「断捨離」を語るわけにはいきませんので、詳しい実践方法は他の専門サイトにお任せして、リフォームに関係の深い「捨」の部分だけ少し書いてみます。
仕事柄これまでの数百件もの家をお宅訪問させて頂き、普段家族以外が見る事は無いであろう押入れやクローゼットの中、下駄箱の中などを見せて頂きました。キチンと整理整頓されているお宅から、物が溢れ返ってるお宅まで様々ですが、リフォームの打合せをする際に、収納を大重視で希望される方は下の①②どちらだと思いますか??
①収納が少なくても物が溢れずに、上手く片付けをされてる方
②収納が沢山あっても部屋に物が溢れ返ってる方。
勿論、②ですよね(笑)当たり前と言えば当たり前すぎましたm(__)m
そう、リフォームの打合わせの中で『1に収納、2に収納…とにかく収納増やして!』と収納部の確保を最重要とされるのは、圧倒的に②の方々でした。
前者の方は現状で収納の量は足りている訳で、収納を増やす必要もなく、それよりも『より使い勝手良いレイアウト』や『動線にこだわったプラン』を希望されますが、後者の方は『物が収まらないんで(隠せる)収納をなるべく多く!』とご希望されます(汗)
小屋裏収納に床下収納、小上がりの和室を作って畳下収納・・・気持ちはわかりますが、そんなとこに押し込んだ物は2度と出さないんじゃ・・・ないの??(汗)
片付けが苦手な方は幾ら収納の容量を増やしても、余裕が出来た分だけ徐々にまたモノが増えて来ますので、数ヶ月先にはまたモノが収め切れなくなるのは目に見えています(泣)
私らはプロですから「収納を作って!」と言われれば知恵を絞って考えます。
しかし限られたスペースでは『収納部が増える=生活スペースが減る』な訳であって、持ち家なら「収納の為にローンを払い」「収納の為にリフォーム代を払う」わけです・・・
日常使う物を収める為の収納であれば納得も出来るのですが、ほぼ使わない物の収納にお金を掛けるって、ちょっと勿体無くないですか(汗)
「収納率」というのがあるらしい
そこで誰が決めたか存じませんが「収納率」という数字がありますので、それを元に少し考えてみましょう。
一般的にマンションの場合は8%前後、一戸建ての場合は12%前後、らしいです。
わかりやすくマンションで計算すると、一般的な3LDKで専有面積70㎡だとすると・・・
70㎡×8%=5.6㎡=約3.4帖 意外に少ないですよね???
3.4帖だと、1間半(幅2700 奥行900)の押入が2ヶ所+下駄箱位の量です(汗)
家族構成が何人の場合で8%なのかわかりませんが、例え夫婦2人の場合でも3.4帖では厳しいと思います。
個人的には1人で最低3帖は欲しいくらいです(笑)
しかしこれが一般的ならば、できる限りその数字に向かって努力するしかないですね(笑)
て、事でやっぱり頑張って「断捨離」しましょう(笑)
で、断捨離は専門外なのでもう一度言います「断捨離」の詳しい実践方法は他のサイトにお任せします(笑)
リフォームはモノを整理する絶好で最大のチャンス!
断捨離の詳しいやり方は置いといて、リフォームの時はモノを整理する絶好で最大のチャンスです。
工事の準備で荷物をダンボールなどに移し替える際に少し処分!ではダメですよ。休みが1日2日潰れるかもしれませんが、収納に入ってる全ての物を出して徹底的にやりましょう(笑)
- 使うモノ(普段使う物)と 要る物(季節物や行事物・1年以内に使う物)
- 使わない物(使えるけど使わない物)と 要らない物(何となく捨てられない物)
- この先たぶん使わないけど、捨てられない物(思い出の品やアルバムなど)
この時点で捨てられるものはサッサと捨てて、残った物は3つを分類してみましょう。
あ、何か『断捨離』サイトみたいになって来ましたね、気にせず進みましょう(笑)
すぐ使うもの中心に使いやすい配置や動線を考えましょう
- すぐ使いたい(着たい)物はすぐ使える場所に。
- 季節物や行事モノはできるだけ一ヶ所にまとめて収納。
- しまう物としまう場所を決めてプランを作る。
- 日用品などの過剰な買い溜めやストックをしない。
そして収納は常に8割(2割の余裕)を意識してみましょう、最初の段階で9割10割では、すぐに崩壊の時が訪れてしまいます。
何となく捨てられない物は、すぐにしまい込まない
何となく捨てられない物は、一旦保留して段ボールか何かに入れて置きましょう。
そしてリフォーム工事が終わっても直ぐに収納には納めません、早く片付けたい気持ちはわかりますが、すぐに片付けたらまた元に逆戻りです(笑)数週間経ってから再度ダンボールを開けてみましょう、きっと半分位は「もう要らないとかなぁ〜」と感じる(はず)です(笑)
そして要る物だけを収納して、残りは処分すればOKです。
早い段階で急いで収納に入れてしまうと、今までと変わらなくなりますので注意しましょうね(笑)
捨てられない物は捨てない
よく「断捨離」サイトでは迷ったら捨てなさい!みたいな事が書いてありますが、迷ったら置いておきましょう(笑)
考えて収納スペースを造っても多少のデットスペースは出来るものです。そこに捨てられない物は放り込みましょう。。
- ただしただ単に放り込むのではなく段ボールや衣装ケースの箱に入れ、中に何が入っているか貼紙をしておけば、いざ使うときに慌てません。そしてその箱の数を決める事が大事です「2つなら2つ」「3つなら3つ」と自分なりにルールを決めて、それ以上は増やさないようにしましょう。
そしてこの際、もったいないですがタンスや家具類も取捨の検討をしましょう。間違っても新しいクローゼットの中にタンスを並べる…なんて事はやめましょうね。。。
これ、20年くらい前のリフォーム時に流行りました、嫁入り道具のタンスが捨てられずにクローゼットの中にタンス…収納のために収納…必要かどうか考えてみましょう(笑)
不要なタンスや家具はリフォーム工事の際に一緒に処分してもらう様、頼んでみましょう。「リサイクルショップに持っていけば…」と思うのであればリフォームまでに何とかしましょう(笑)
そして継続して使う「背の高いタンス」や「カップボード」はリフォームを機に転倒防止などの施工も考えてみましょう。
私自身、まだ『終活』には少し早いですが、少しずつ身の回りのを『増やさずに減らす』身軽な住まいを目指す様になって来ました。
今流行りの『ミニマリスト的』な暮らしに達するには厳しいでしょうが、少しだけ見習っていこうと思う今日この頃です(笑)
最後まで読んで頂いてありがとうございましたm(__)m